電圧の単位はボルトで、Vで表します。また計算式の中では、E もよく使用されます。電気を流す強さを表します。
電流の単位はアンペアで、記号はAを使用します。また計算式中では、I となります。電気の流れる量のことです。
電気はよくダムに例えられます。電圧は水の溜まっている高さ・電流はパイプを流れる水の量・抵抗はパイプの太さで考えることが出来ます。 水の高さが高くなったり、パイプが太くなると水の量は増えます。これは電圧が高くなったり、抵抗が小さくなた場合と同じです。
抵抗は電気を調節する部品です。抵抗に電圧をかける(電池に抵抗をつなぐ)と電流が流れます。もちろん電流の大きさに関係しますが 抵抗は発熱して熱くなります。熱くなるエネルギーが電力です。
抵抗はΩを使いオームと呼び記号は R です。電力は W でワットで記号は P です。
余談ですが、電力に0.24を掛けるとカロリーになります。電力=発熱
これは避けて通ることが出来ません。式は3つあるが、変形するとすべて同じです。
I=E/R (A=V/Ω) ・ E=I・R (V=A・Ω) ・ R=E/I (Ω=V/A)
電力に関係する式も 3つありますが基本は、
P=E・I (W=V・A)
P=I・I・R (W=A・A・Ω) ・ P=E・E/R (W=V・V/Ω)
電圧は2点間の電位の差(電位差)のことです。
テスタ棒の黒をGNDにあて赤棒をR1に当てます。電圧は当然6V。今度は赤棒をR2に当てると3Vになります。6Vが半分の3Vになりました。 今度は右図でGNDとTP3の電圧(GNDからの電位)はいくらでしょうか?答えは3Vです。R3とR4を足すとR1と同じくなります。 TP2は4.5VTP1は6Vです。黒棒をTP3に当て赤帽をTP2に当てると、TP3とTP2の電位差1.5Vが測定できます。 |
電気で扱う数字は非常に小さい数字から、とても大きな数字まで使用します。0が沢山ならんで読みずらくなるので、
0を3個まとめて記号を使用します。
kは0が3個で1000倍する意味で、2kは 2000・3.3kは 3300・47k=47,000
mは 1000で割った値です。5m=5/1000=0.005・22m=22/1000=0.022・680m=680/1000=0.68
さあどうですか。実際にはもっと多くの記号を使います。
小さい方から
p(1/1,000,000,000,000)・n(1/1,000,000,000)μ(1/1,000,000)・m(1/1,000)・k(1,000)・M(1,000,000)
それぞれ、ピコ・ナノ・マイクロ・ミリ・キロ・メガ(メグ)と呼びます。
ミリとキロは後にメートルを付けると分かりますね。 注:もっとあるがここでは使用しません。
何か物を作るには、配線図を書いて必要な部品を揃えます。例えば乾電池4本にLED(発光ダイオード)を接続し点灯させます。
まず配線図は入口左・出口右が原則です。
電池と抵抗と発光ダイオードを使って、発光ダイオードを光らす回路を設計してみます。
記号 | 名称 | 規格 | 数量 |
BT1 | 乾電池 | 単3・1.5V | 4 |
R1 | 抵抗 | 1kΩ・1/4W又は1/6W | 1 |
D1 | 赤色LED | 小型 | 1 |
. | 電池ホルダー | 単3・4本用 | 1 |