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ベーシックマスター解体新書 MB-6880-8

本体と電源 箱


key JIS112キーボードと比較すると
とてもシンプルです。

よく見るとシフトキーが無い
画像をクリック→
シンプルなキーボード

a

裏を見ると
-8がRAM8KByte



復改・後退がいいですね。
←クリック
MB-6880-8

back 後ろから見ると

RF out 外部IF io
RF out ここにTVを接続します。 
32x24 文字で
JIS 8Bit(含罫線文字)の
1Byteコード
ビデオ出力・TV Outよりは画面がきれい
カセットインターフェース・電源端子
作成したプログラムはカセットテープに
記録した。
ここにFDDが接続できた。
当時FDDを購入できた人は何人いたのだろう?
外部インターフェースを使用するには
BIOSをマシン語で自分で書いてOPENする
必要があった。
当時はOPENが理解できなかった。
(教えてくれる人が何処にも居なかった)

DOS・FDOS (Floppy Disk Operating System)が話題になるのは、もっと後だったと思います。
では、蓋を開けて見ましょう。

内部写真 ケースは鉄板で、蓋を開けると
スピーカーは木の板についています。

cpu rom レベル1用ROMを1個取り外し
レベル2用ROMを3個取り付け
4kBASIC(整数演算)から
12kBASIC(浮動小数点演算)に
パワーアップした。

残りの1個はモニタと呼ばれていた。
今で言うとカーネル+シェルかな?
マシン語の入出力やダンプが出来たが
アセンブラ機能は無かった。

マシン語:数値でしか入力できない。
アセンブラ:ニーモニックで入力できる。
CPUとROM周辺
モトローラ 6800(日立製)
チップセットなどは無く
周辺には"74LSxx"が、
使用されている
ROMのSUB基板をはずすと


dram dram
RAMはフル実装16個で32kByte 16kBitのDRAMは4116
購入時は16個のDRAMで8kByteしかなかった。


dram2 4kbit DRAM から16kBit DRAMへの換装は自分で行ったが
IC交換とジャンパ変更だけではうまくいかず苦心の末
コンデンサを2個取り付けた。

当時4116は1個\1000位で、最初値段の安い東芝製を
8個購入し16kByteにしようとしたがうまく動作しなくて
日立製に買い換えたがそれでも動作しなくて
タイミング回路にコンデンサを追加したら
やっと動作した。

run ほぼ20年ぶりにおそるおそる電源を入れてみました。
うれしいですね。生きていました。

print文は"PR"で省略できました。
省略してもLISTを見るとLETがついたりしています。
このBASICは1行入力するごとに中間言語に変換
するので、同時に文法チェックも行っていました。

10000回ループで17秒もかかっています。
loop1000 1から1000までの和の計算で5秒でした。

dump モニタによるメモリダンプ画面



ベーシックマスター  メモリマップ


MB-6880
アドレス用途
$0000
$00FF
システム ワークエリア
$0100
$03FF
表示RAM(32x24 文字)
$0400
$05BF
BASIC ワークエリア
$05C0


$7FFF
ユーザ プログラム
$8000


$CFFF
 
$D000
$DFFF
4K BASIC ROM
$E000
$EDFF
 
$EE00
$EFFF
システム I/O
$F000
$FFFF
モニタ ROM
MB-6880L2
アドレス用途
$0000
$00FF
システム ワークエリア
$0100
$03FF
表示RAM(32x24 文字)
$0400

$09FF
BASIC ワークエリア
$0A00

$7FFF
ユーザ プログラム
$8000
$AFFF
 
$B000


$DFFF
12K BASIC ROM
$E000
$EDFF
 
$EE00
$EFFF
システム I/O
$F000
$FFFF
モニタ ROM
































当時NTTのプッシュホンでは計算サービスをやっていて、
その中にバイオリズム計算があり
同じ答えが出るようにプログラムを作りました。

またマスターマインドと言う色あてゲームがあって、
それの数字版のヒットアンドブローを作ったりしていました。
これはアルゴリズムのよい勉強になりました。

プログラムはカセットに録音しますが、べリファイは絶対必要でした。
記録速度は確か300bps・1kByteを単純計算すると27秒かかります。
ちょっとしたプログラムで5〜10分かかっていたと思います。
当時所有していた"SONYのカセットレコーダ"以外は、相性が悪くてエラーばかりでした。


いかがでしたか?
クロック 1MHz・RAM 32kByteの8Bitパソコンなんて、
存在も知らなかった方も多かったのではないでしょうか。
私の原点とも言えるマイコンを解体して見ました。
今使っているパソコン




PC解体新書(NEC)もどうぞ


これを購入前に一時別のパソコンを購入していました。
記憶によればオレンジという名前で、その名の通りオレンジ色でした。
何か情報をお持ちの方、教えてください。


JOY RetroPC.NET

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